長男誕生とまさかの斜頸

1987年12月16日3272gの男の子誕生。

生まれて初めてママになる。

 

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初めての出産は、途中で少し心音が落ち、頭が出たところを吸盤みたいなもので引っ張り出された。

 

吸引分娩で生まれた息子は立派な斜頸になっていた。

ドーナツ枕を使おうが、タオルで固定しようが、すぐに右側を向くので枕元に座り、左→右→左→右の攻防戦を繰り返していたある日、頭がひし形になっている事に気付いた。

 

「えええーー!」

「どーしよ⁈」

 

慌てて産院へかけこむと「大丈夫。色んな事に興味を持ってキョロキョロするようになったらそのうち治るよ」と先生は笑いながら説明してくれた。

 

その後の経過は、帽子を被らせてもフィットしない、頭の形が分かる髪型に出来ない、そしてひし形の頭に合わせて寝るのが寝やすい様で、ひし形頭はかなり大きくなるまで続いた。

 

先生の説明が正しかったと思えたのは、中学入学の頃だったろうか…

「そのうち」が13年だったとは…

 

この話を息子にしたら、そんなにひし形だったかい?と、本人は全く気にしていなかったみたい。