初冠雪を眺めて…
三連休の最終日に長年学んでるカウンセリング講座があるので、遠出はせずに近場で過ごしている。
富良野のカンパーナ六花亭から見た山々は冠雪していて、一気に季節が進んだ気が…
令和5年10月8日カンパーナ六花亭からの景色
今年は北海道も暑く、なかなか秋の気配がなかったのに、かけ足で冬になりそうだなぁ。
9月22日から24日まで、今年も美しい紅葉を堪能する予定が、旭岳ロープウェイからの景色は深緑に近い状況だった。
自然を予測するなんて…そんなおこがましい事できるはずないですよね…全く運次第です。
大雪森のガーデンはハロウィン仕様になっていて、青々とした木々の中、そこだけ秋を感じられた。
翌日は、もしかしたら紅葉が進んでいるかも…と、淡い期待をもって大雪高原へ。
今年はピグマがかなり出没していると、ヒグマセンターでレクチャーを受けてから、沼巡りへ出発した。
スタート地点からそれ程経たないところに…ありました…ヒグマの糞。
可愛いイラスト付きコメントにホッコリするけど、ホッコリしてる場合じゃないよねと、みんなで熊鈴の鳴りを再チェック。
いつもは黄金色のアーチの中を進んでいくのに、どこまで行っても夏の様な景色の連続。
沼周辺に期待しつつも、今年はさすがにダメかなぁ…と思っていると
土俵沼
芭蕉沼
滝見沼
緑沼
[
やっぱり、来てよかった!!と思えた景色に会えました。
もう一週遅ければ、ドンピシャだったかも…だけど、みんな諦めていた中で十分満足。
翌日は然別湖、糠平のタウシュベツ川橋梁、ナイタイテラスで、ザ、北海道の景色を堪能した。
特に1937年に完成したタウシュベツ川橋梁は、朽ち果てそうな姿と赤く色付いたタデのコントラストに、移り変わるモノと変わらない自然を感じ、時間を忘れて見入ってしまった。
自然に触れ、癒され、色々感じた貴重な3日間。また来年もみんな揃って来れますように…
お久しぶり…で小樽の散策
還暦過ぎてタイトルを変えたのはいいけれど…
心むくまま気のむくままのタイトルにしたら、気がむくまでに前回のブログから7ヶ月も経過(汗)
人生の残りが少なくなると、ますますマイペースになり、気乗りしないことはしなくなった…のかしら。
気づけば7月。
先日、コロナ禍前に行った以来、久しぶりの小樽へ行って来た。
小樽は新卒で就職した懐かしい場所。
1年3ヶ月しか住まなかったけれど、看護師としての第一歩を過ごし、運転免許も小樽で取得した。
初めて運転した日、運河沿いを右折する際に、ブレーキが遅くて運河に落ちそうになったっけ…。
もちろん今の運河とは別モノの時代ですよ。こんなこと言っちゃ失礼ですが、ドブ川みたいな感じ。
車を駐車場へとめて、ぶらぶらと小樽散策。
ランチはお寿司屋さんと決めて、予約時間までカフェへ行くことにした。
文學カフェ 魁陽亭 越治(かいようてい こしじ)
この場所に伊藤整や小林多喜二など多くの文豪や芸術家たちが集まっていた喫茶店「越治」があったそうで、その場所につくられたカフェ。
観光客で溢れかえった運河沿いの光景が、嘘のような静寂さの中、畳の個室でまったりと癒しの時間を過ごした。
アイスクリーム盛り合わせ(これで600円)
予約していたお寿司屋さんでお寿司を食べた後は、昭和初期から営業している喫茶「光」へ。
「純喫茶」ですよ。今どきないですよね。
ランプに囲まれながら
コーヒーを頼むと北海道のソウルフードのカステラが付いてきた
40年前に住んでいた頃から老舗喫茶の雰囲気を醸し出していて、当時21歳の私には敷居が高く入ったことはなかった。
お店にピッタリの年齢になって、初めて訪れたことに色々な想いが巡り、感慨深かった。
ずっと欲しかった北一硝子のビアジョッキをお土産に買い、花園だんご、かま栄のかまぼこもゲットして、大満足の小樽日帰りの旅となりました。
北一硝子のビアジョッキ
2度目の紅葉巡り京都24ヶ所の旅 その2
4泊5日の紅葉巡りの旅の後半。
京都の紅葉時期に何度も足を運んだ友達曰く、今年ほどドンピシャな紅葉は初めて…とのこと。
って事は、私はとってもラッキーなのね。
4日目
清水寺に着いたのは、日の出前の5時40分。
6時の開門まで暗がりの中を散策。
産寧坂(三年坂)
日の出前の清水寺
日の出頃から雨が降り始め残念…と思っていたら、雨で紅葉が光って見えとっても美しかった。
真っ赤な紅葉に感嘆しながら毘沙門堂を後にし、京都駅からJRとバスを乗り継ぎ滋賀の石山寺へ。
ちょっと行くと隣の県になることに、北海道民としては驚くばかり。
お昼前に石山寺門前に到着し、湖舟で念願の鰻重。
一尾は胸焼けするから…と少なめを注文する友人を横目に、こんな時しか食べられないと一尾丸々の鰻重を注文。
胸やけも何もせずに完食でした(笑)
鰻重でお腹いっぱいのはずなのに、石山寺お参りの後は、別腹の甘味…石餅も平らげる。
毎日2万歩歩く旅なのに、なーんも痩せないはずだ。
5日目
最終日…
午後の飛行機の時間まで、最後の紅葉巡り。
めっちゃハプニングにも見舞われましたが、それも今となってはいい思い出(笑)
光悦寺
今宮神社はあぶり餅も楽しみに行ったのに、お店が全て臨時休業の貼り紙に、えー⁈何でー?とがっかり。
でも前回子宝のお守りを娘に買ったら、可愛い天使ちゃんを授かった有難い神社なので、お礼をしなくちゃと、お参りをした。
今宮神社
旅の最後は大徳寺聚光院での国宝「狩野永徳・松栄 本堂障壁画」の鑑賞。
早い時期に予約してくれていた。
歴史の教科書に載っていた国宝を間近で見るなんて、きっと最初で最後とワクワクしながらお金を出そうとバックの中を見ると、お財布がない!!
これ見終わったらダッシュで伊丹空港へ向かって帰らなくちゃなのに、どーしよ(冷汗)
久しぶりのパニックであたふたしてると、頼もしい友人達が、今日の行動を辿ってあちこちに連絡を取り「あったよ!今宮神社!!」
神様〜友よ〜ありがとう!!
予約時間にギリで間に合って、平穏な心で狩野永徳、松栄の障壁画をじっくりと鑑賞できました。
大徳寺の境内
聚光院前で遅い便で帰る友人達と別れ、再度今宮神社へ。
お賽銭箱の前に落ちてたそう…
お礼にもう一度お参りして、お守りを買い伊丹空港へ向かった。
北海道の紅葉とは全く違う、燃えるような赤、雨に濡れて輝く赤の際立つ京都の紅葉を堪能して北海道へ戻ると…
5日後にはこんな景色になりました。’(職場の窓から)
今宮神社の子宝守りのご利益もあった天使ちゃんは1歳7ヶ月に(オマケ)
2度目の紅葉巡り京都24ヶ所の旅 その1
大雪高原温泉に泊まり、北海道の紅葉を楽しんだ10月。
いつもはこの紅葉巡りを終えたら長い冬を迎え、遠い春を心待ちにするのだけれど、今年は2度目の紅葉巡りをしてきた。
京都旅行を計画していたのにコロナ禍で3度見送り、今回4度目の計画は秋の紅葉時期に設定。
半年前にはチケットの手配は終え、コロナが増えない様に神様に祈る気持ちで11月を迎えた。
職場は濃厚接触者や感染者が増え、もしかしたら又キャンセルになるかも…と、かなり悩んだけれど、今回は決行!!を決断。
京都大好き、神社仏閣大好きな友人達の計画に乗っかり、11月20日から24日までの4泊5日、強行軍の旅は始まった。
1日目
始発の地下鉄に乗りJRで札幌駅から新千歳空港へ。伊丹空港に着いたのは10時半近くで、ちょっとだけ遅いフライトの同期2人と到着ロビーで合流し、旅は始まった。
清涼寺→厭離庵→二尊院→落柿舎→常寂光寺→高台寺(ライトアップ)
清涼寺
落柿舎
常寂光院
2日目
1日遅れで大分に住む同期と合流し、真如堂から4人旅。
東福寺→泉涌寺→真如堂→栄摂院→金戒光明寺→青蓮院跡→東寺(ライトアップ)
栄摂院
青蓮院跡
東寺
3日目
瓢亭の朝粥
天授庵
曼珠院
今回は旅の3日目まで…
ここまで18ヶ所のお寺巡り。
毎日2万歩以上歩く強行軍の旅なのに、疲れも忘れるくらいの美しい紅葉と、お寺の佇まいに感嘆とため息の連続でした…
紅葉巡り
10月
あっという間に秋の夜長…北海道は特に日暮れが早い。
10月最初の土日、大雪高原の紅葉を目指して今年最初で最後の山へ向かった。
この日は10月の北海道なのに30℃超えの地域もあり、道内のほとんどの地点で10月の最高気温を更新。
木々も紅葉していいのか迷ってるだろうなぁ。
空は青い色紙を貼り付けたような快晴で、これだけで久々の山にテンションは上がる⤴︎
紅葉予測がなかなか出来ない中、大雪高原沼めぐりの紅葉はピークアウトしたらしいって情報は入ってきた。
街中はまだまだ紅葉になり始めなのに、山の季節は随分駆け足ですね。
ピークアウトしたとは言え、山道も滝見沼も緑沼も去年の今頃と比べるとずっと綺麗だった。
宿は去年に引き続き、秘湯の1つの大雪高原山荘。
去年でしっかり学習した、スマホ圏外とTVの無い1日は、活動→温泉→食べ飲み→温泉→10時就寝という超アナログで本能に逆らわない時間が流れた。
翌朝は6時前に目覚め山荘裏へ。
昨日に引き続き、なんて健全な1日の始まりかしら…(笑)
エゾ鹿の群れが私たちに気付いて甲高く鳴き、小高い丘の斜面をピョンピョン登っていった。
その斜面を私たちも必死に登って見ると…
素晴らしい……
紅葉と山の姿が一望できるなんて…早起きは三文の徳どころか五文十文の徳…
真ん中あたりに白く光って見えるのが山荘の屋根です。
沼めぐりはちょっと残念だったけれど、それ以外は最高の紅葉の見頃なんだと、この時に気がついた。
ここも紅葉が見頃で十勝岳の姿と共に絶景ポイントだった。
ここまで来たら標高1280m、北海道で1番高地にある温泉宿、凌雲閣からの紅葉を見たい!!
展望台からの紅葉は、ちょうど夕日で山全体がキラキラ光り、ため息が出るほど美しかった。
手間ひまをかけ手入れをした魅せる紅葉も美しいけれど、誰の手も加わらない自然が作り上げた紅葉の美しさは、その山や木々だけではなく空も雲も光も空気さえも神々しさを感じる。
この後、吹上温泉白銀荘の露天風呂で、十勝岳を眺めながら源泉掛け流しのお風呂に入り、紅葉巡りの旅は満足の中で終わったのでした…。
いろいろと秋の気配
夜になると秋の虫の音が聞こえ始めた今日この頃。
北海道の夏は昔から比べると長くなってきた様な気もするけれど、それでもやっぱり北海道。
お盆が過ぎたら…
秋の気配。
オフコースの曲にあったっけ。
お盆休み中の夕暮れ時、青空と夕焼けの美しいコントラストに見とれていた。
昔なら「あら、夕焼け」って心に留めず流してた景色も、立ち止まってゆっくり眺め、なんて美しいのかしらと感動するのは、やっぱり年を重ねたせい?
翌日は朝から円山公園に面したスタバのテラス席で、通る車や人を眺めながら高校同期の友人達と、よもやま話で盛り上がる。
会話の節々に「くん」「ちゃん」が入る白髪混じりのオバさんオジさんたちが、親の認知症が進んだとか、施設どーしよって会話に、近くにいた若い子たち、思い切り引いちゃったかもね(笑)
でも…高校卒業して43年目になるとは思えないし、1990年代なんて最近と感じてしまうんで、自分達が60歳過ぎた事もつい忘れてしまうんです。
10歳児が感じる1年の長さが1年としたら、60歳の1年はたったの2ヶ月らしい。
どうりで「あけましておめでとう」を言ったと思ったら、ナンボもしないで年賀状の発売日が来るはずだ…
って事は、70歳までの9年数ヶ月は、子供の頃の1年半⁈
もう、人生の秋の気配…
どころか、冬の訪れ⁈
それでも、意外というか予想外に黄昏れてきた今が色々と楽しい…
仕事や将来に関係なく、自分の興味がある分野を学んでいる。
カウンセリングの勉強をコロナ前から続けているけれど、カウンセラーになろうと思ってる訳でもなく、ただ興味があって学びたいから…
強制も義務もない中での学びは本当に楽しいんだ!!って、勉強嫌いな私が、生まれて初めて楽しんで学べてるかも知れない。
次に筋トレ。
ダイエットのためなんかじゃなく、下半身の筋肉を鍛えて転倒防止!!
職業柄、転倒して骨折しADLが低下する高齢者をたくさん見てきたので、切実なところです。
そのついでに、少しでもメリハリのある状態を保てるオマケ付きなら尚良し…だなぁ。
そして、これが何より1番。
一緒に思春期を過ごし、部活とか進路とか遊びとか恋愛の色々も分かち合った同期と、しばらくの空白はあったけれど、今度は一緒に老年期を迎え、再就職とか病気とか介護とか趣味の継続とかを励まし合っている。
これって、とっても貴重で大切でかけがえのない関係だなぁと、つくづく思う。
こう考えると秋の気配も悪くはないでしょ?(笑)
サッポロClassicとジンギスカン
7月上旬、久しぶりに平日休暇を取り札幌へ行ってきた。
17時に高校同期の友人2人と、赤れんがテラス前で待ち合わせ。
暑いねー!さてどこへ行こうか?
抜ける様な青空、気温もぐんぐん上昇してる中、テレビ塔の下でビアガーデンやってるらしいよとの噂を聞けば…
迷う事なく目指すは札幌テレビ塔♬
汗を拭いながら大通り公園を抜けて、テレビ塔下に着くとジンギスカンの匂いが漂うビアガーデンだった。
ジンギスカンとサッポロClassic。
ザ・北海道じゃないですかーー♬
久しぶりのジンギスカンだねぇと盛り上がったら、予約でいっぱいと告げられ一気に気持ちが萎んだところに、笑顔が素敵な店員さんが「3名様なら、ちょうど予約キャンセルになったお席にご案内できます」
おー!!めっちゃラッキー!!
チマチマ頼むのも面倒だねと、ビール大好きな2人(もちろん私も含まれます)は、特大ジョッキを注文。
ジンギスカン鍋で煙と共にいい匂いを漂わせ、ジュージュー音を立てる野菜とラム肉。
乾いた喉をサッポロClassicで潤しながら、道産子で良かったわぁ…と、友人の目も物語っている。
初夏の札幌、夕方とは思えない気温と真っ青な空の下、ジンギスカンとビールと他愛もない話…
こういう日常のちょっとした事が、本当の幸せなのよね…
60歳を過ぎると、いろんな事がありがたくなる…神様に近付いてるからかしら?(笑)
今年は7月22日から8月17日まで、3年ぶりに大通りビアガーデンが開催される。
大通り公園の5丁目から11丁目の間がビアガーデンとなり、緑に囲まれつつ飲む生ビールは最高で、コロナ前までは必ず一度は出かけていた夏の風物詩。
最近は離れて暮らす母の認知症の進み具合や、仕事で新しい案件が続き、気付かないうちにストレスフルになっていたけれど…
ビアガーデンが開催されると聞いただけで、何だかウキウキしてる単純さに呆れながらも、これから先はこんなユルさで生きていいよね♬と、納得してる私です。