紅葉巡り
10月
あっという間に秋の夜長…北海道は特に日暮れが早い。
10月最初の土日、大雪高原の紅葉を目指して今年最初で最後の山へ向かった。
この日は10月の北海道なのに30℃超えの地域もあり、道内のほとんどの地点で10月の最高気温を更新。
木々も紅葉していいのか迷ってるだろうなぁ。
空は青い色紙を貼り付けたような快晴で、これだけで久々の山にテンションは上がる⤴︎
紅葉予測がなかなか出来ない中、大雪高原沼めぐりの紅葉はピークアウトしたらしいって情報は入ってきた。
街中はまだまだ紅葉になり始めなのに、山の季節は随分駆け足ですね。
ピークアウトしたとは言え、山道も滝見沼も緑沼も去年の今頃と比べるとずっと綺麗だった。
宿は去年に引き続き、秘湯の1つの大雪高原山荘。
去年でしっかり学習した、スマホ圏外とTVの無い1日は、活動→温泉→食べ飲み→温泉→10時就寝という超アナログで本能に逆らわない時間が流れた。
翌朝は6時前に目覚め山荘裏へ。
昨日に引き続き、なんて健全な1日の始まりかしら…(笑)
エゾ鹿の群れが私たちに気付いて甲高く鳴き、小高い丘の斜面をピョンピョン登っていった。
その斜面を私たちも必死に登って見ると…
素晴らしい……
紅葉と山の姿が一望できるなんて…早起きは三文の徳どころか五文十文の徳…
真ん中あたりに白く光って見えるのが山荘の屋根です。
沼めぐりはちょっと残念だったけれど、それ以外は最高の紅葉の見頃なんだと、この時に気がついた。
ここも紅葉が見頃で十勝岳の姿と共に絶景ポイントだった。
ここまで来たら標高1280m、北海道で1番高地にある温泉宿、凌雲閣からの紅葉を見たい!!
展望台からの紅葉は、ちょうど夕日で山全体がキラキラ光り、ため息が出るほど美しかった。
手間ひまをかけ手入れをした魅せる紅葉も美しいけれど、誰の手も加わらない自然が作り上げた紅葉の美しさは、その山や木々だけではなく空も雲も光も空気さえも神々しさを感じる。
この後、吹上温泉白銀荘の露天風呂で、十勝岳を眺めながら源泉掛け流しのお風呂に入り、紅葉巡りの旅は満足の中で終わったのでした…。