紅葉巡りと大雪高原

今年は、初登山の旭岳へ行ったきり、2回目が最後の登山となった。

 

10月最初の土日で、登山も含めたドライブ紅葉巡り…

また、あの紅葉を見たい!!と、大雪高原沼巡りをメインとして、後は天気次第・気分次第の旅。

 

「1年が123日の温泉宿」と銘打たれた大雪高原山荘は、雪解けと共に営業が始まり、雪と共に終了する秘湯で、予約がなかなか取れない。

 

今年はコロナの影響か、友達が数ヶ月前にダメ元で確認したら、なんと!空きがある。

信じられない!!空きがあるから予約しちゃうよー!!と、連絡が入り二つ返事でお願いした。

f:id:mamachitan:20211004125917j:image

 

土曜日に高原沼巡りをする予定が、あいにくの空模様で、急遽日曜日へ変更。

土曜日は紅葉ドライブとなった。

 

層雲峡→三国峠糠平然別湖→(三国峠まで戻って)→大雪高原

 

朝8時の層雲峡は、曇り空で時折小雨も降る中、それでも紅葉は美しかった。

f:id:mamachitan:20211004171936j:image

f:id:mamachitan:20211004172018j:image

f:id:mamachitan:20211004172056j:image

層雲峡の紅葉

 

雨に濡れた木々と葉が、朝の澄んだ空気の中で趣のある美しさを見せてくれる。

f:id:mamachitan:20211004183033j:image

鏡映しの紅葉(石狩川)

 

青空ならもっと紅葉が映えるんだろうね…と言いながらも、みんなこの景色に満足していた。

 

三国峠の展望台の少し先に絶景スポットがある。

紅葉時期は初めてで、色付いた大樹海は圧倒的な美しさだった。

 

f:id:mamachitan:20211004184116j:image

北海道の国道の中で1番標高が高い(1139m)

 

お尻や足にザワザワ感を覚えながらも、この目でしっかり見て写真も撮りたい高所恐怖症の4人は、へっぴり腰になりながら、橋の欄干にへばりついて眺め、スマホ落としたらどーしよう…と恐れながら写真を撮った。

 

ランチは然別湖ネーチャーセンター2階のカフェムバンチ。

f:id:mamachitan:20211004190025j:image

f:id:mamachitan:20211004190046j:image

 

去年の白雲山登山の時に食べた、坊ちゃんかぼちゃソフトが忘れられなくて、開店時間を待って友達が電話。

「坊ちゃんかぼちゃソフト、12時前後に行くので4つお願いします!」

予約までしちゃう気合の入りよう(笑)

 

肝心のランチは、ビーフシチューと自家製ベーグルのガーリックバター焼きで、とっても美味しかった♬

 

羊の毛を刈るところから始める、とことんハンドメイド仕立て、羊毛フェルトのどんぐりをお土産に買って然別湖を後にした。

f:id:mamachitan:20211004191735j:image

 

f:id:mamachitan:20211004194746j:image

白樺の森?ここだけ青空だった

 

念願の大雪高原山荘に到着し、やれやれ…と、スマホを手に取ると…

……? 圏外!!

 

一同一瞬…いや、暫く固まる。

 

6月中旬から10月中旬の4ヶ月以外は雪に閉ざされる大雪高原。

山荘内だけは通信できるなんて、考えが甘い…

 

部屋にはTVもないので、図らずも24時間デジタルデトックスとなった。

 

大浴場は内風呂と露天風呂があり、源泉掛け流しで硫黄の匂いの白いお湯。

木彫りの熊の口から、たっぷりのお湯が出ている。

雨降りの露天風呂で、笠地蔵のような笠をみんなで被りながら温泉に浸かる経験もした。

 

翌朝は、とても冷え込みアラレが降り、後で分かったけれど、この日は大雪山の初冠雪だったそうだ。

 

f:id:mamachitan:20211004222029j:image

f:id:mamachitan:20211004222121j:image

f:id:mamachitan:20211004222722j:image

 

強風が吹くたびに葉っぱが吹き飛ばされ、去年より早く紅葉は終わりに近づいていた。

 

f:id:mamachitan:20211005083547j:image

緑沼は紅葉が散り名前の通り緑だった

 

晩秋から初冬の景色に変わりつつある大雪高原を歩きながら、また来年の紅葉時期にみんなで来れますように…と、なんの神様か分からないけれど、お祈りをした。