いろいろと秋の気配
夜になると秋の虫の音が聞こえ始めた今日この頃。
北海道の夏は昔から比べると長くなってきた様な気もするけれど、それでもやっぱり北海道。
お盆が過ぎたら…
秋の気配。
オフコースの曲にあったっけ。
お盆休み中の夕暮れ時、青空と夕焼けの美しいコントラストに見とれていた。
昔なら「あら、夕焼け」って心に留めず流してた景色も、立ち止まってゆっくり眺め、なんて美しいのかしらと感動するのは、やっぱり年を重ねたせい?
翌日は朝から円山公園に面したスタバのテラス席で、通る車や人を眺めながら高校同期の友人達と、よもやま話で盛り上がる。
会話の節々に「くん」「ちゃん」が入る白髪混じりのオバさんオジさんたちが、親の認知症が進んだとか、施設どーしよって会話に、近くにいた若い子たち、思い切り引いちゃったかもね(笑)
でも…高校卒業して43年目になるとは思えないし、1990年代なんて最近と感じてしまうんで、自分達が60歳過ぎた事もつい忘れてしまうんです。
10歳児が感じる1年の長さが1年としたら、60歳の1年はたったの2ヶ月らしい。
どうりで「あけましておめでとう」を言ったと思ったら、ナンボもしないで年賀状の発売日が来るはずだ…
って事は、70歳までの9年数ヶ月は、子供の頃の1年半⁈
もう、人生の秋の気配…
どころか、冬の訪れ⁈
それでも、意外というか予想外に黄昏れてきた今が色々と楽しい…
仕事や将来に関係なく、自分の興味がある分野を学んでいる。
カウンセリングの勉強をコロナ前から続けているけれど、カウンセラーになろうと思ってる訳でもなく、ただ興味があって学びたいから…
強制も義務もない中での学びは本当に楽しいんだ!!って、勉強嫌いな私が、生まれて初めて楽しんで学べてるかも知れない。
次に筋トレ。
ダイエットのためなんかじゃなく、下半身の筋肉を鍛えて転倒防止!!
職業柄、転倒して骨折しADLが低下する高齢者をたくさん見てきたので、切実なところです。
そのついでに、少しでもメリハリのある状態を保てるオマケ付きなら尚良し…だなぁ。
そして、これが何より1番。
一緒に思春期を過ごし、部活とか進路とか遊びとか恋愛の色々も分かち合った同期と、しばらくの空白はあったけれど、今度は一緒に老年期を迎え、再就職とか病気とか介護とか趣味の継続とかを励まし合っている。
これって、とっても貴重で大切でかけがえのない関係だなぁと、つくづく思う。
こう考えると秋の気配も悪くはないでしょ?(笑)