お風呂で溺れる⁈

娘が1歳9か月、息子が4歳11か月の冬の日3人でお風呂に入っていた。

 

小さい四角い浴槽の横にガス湯沸かし器が付いている、古いアパートによくあるタイプのお風呂だ。

 

玄関と脱衣所が廊下で繋がっている寒い作りだったので、その頃は私が先に上がって身支度をしてから子供たちを上げ、茶の間のストーブの前で着替えさせていた。

 

私が身支度をする間、娘が歩けるようになってからは浴槽の中で立たせ、息子は座らせて、「ちゃーちゃん見ててね」とお願いしていた。

 

その日もいつも通り私が先に上がり、急いで身支度をしてお風呂場へ戻ると、息子が目をまん丸にして「ママ!今ね、ちゃーちゃんブクブクって溺れた!!ブクブクって・・」と興奮して教えてくれた。

 

「ちゃーちゃんのこと助けてくれたの?ありがとう!!」

「ツルンって滑って、ブクブクって溺れたんだよ!!」

 

息子が後ろを向いておもちゃで遊んだすきに滑ったようだった。

 

当の本人はブクブクから助け出されたのに、泣きもせず息子の横でニコニコしていた。

 

この、妹ブクブク事件が息子のトラウマになったようで、それ以来、プールや温泉に行くと「ちゃーちゃんが溺れる」と妹のそばから離れず、息子は娘の専属監視員になっていた。

 

「ママが見てるから遊んでおいで」と言うと、「溺れないようにちゃんと見ててよ」と念押しまでされた。

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🔺お風呂で溺れた頃より少し前の兄妹

 

この事を最近それぞれに聞いたら

 

息子「マジで、お風呂で溺れたのトラウマだったからね・・また溺れるんじゃないかって心配でさ・・」

 

娘「サンパレス(プールで遊べる温泉ホテル)のプールで遊んでるとき、必ずお兄ちゃん近くにいたの覚えてるよ」

 

娘が小学校低学年まで、息子はトラウマを引きずっていたようだ。